自然素材、無垢材のススメ

空気について考える

我々は時に、大切なものを失ってみるまで、そのありがたさに気がつかないものです。
空気がなければ地球上の豊かな自然はなくなってしまいますし、人間は生きてはいけません。
空気はそれほど大切なものですが、私たちはその大切さを日頃ほとんど意識していません。

私たち人間は、1日に約20kg前後の空気を体内に取り込んでいます。同じく水分は2kg、食物も2kgですから、いかに多くの空気を体内に取り込んでいるのか分かると思います。

私たちは生活の中で本当に長い時間を家の中で暮らしていますから、もしその空気が汚染されていたら健康に影響が出ないはずがありません。

それが、シックハウス症候群です。
家を建てる際、住む人のことは考えず、より安く、そしてきれいに仕上げようと、材料の中に化学物質がたくさん使われるようになりました。
さらに、最近の住宅は冬でも暖かく暮らせるように気密性が高くなっていることも手伝って、室内に化学物質で汚染された空気が充満し、シックハウス症候群の原因となったと考えられています。

このように、今や家の中の空気次第で、私たちの健康は大きく左右されてしまいます。
逆に澄んだ空気に包まれて生活できればどうでしょうか?

森を包む健康な空気

私たちは古来、森の恵みの中で生きてきました。木が私たちの文化を育んできたのです。
深い森の雰囲気と木々の香りは心身を癒し、ストレスを解消してくれます。
森の中にいるような生活を送ることができれば、シックハウスなんて全く関係なく、澄み切った爽やかな空気の中で、健やかに、そして穏やかに時間を過ごしていくことがでます。

少しでもそのような環境に近づけるようにフォレスト・ハウスでは、お施主様の大切な家を建てるのに使われる建材を厳選しております。

足の裏から伝わる自然の優しさ

柔らかな足触りが特徴の“もみの木”のフローリングは、膝や腰の負担がずいぶん軽くなります。
お施主様からも、「身体が随分ラクになった」とか、「以前は裸足で歩くと、すぐに足の裏がカサカサになっていたのに、乾燥肌が治まった」など、さまざまな体験談を聞かせていただきます。

東洋医学の中で、人間の足の裏にはたくさんのツボがありますが、その感覚は実に繊細で、夏のベタベタした床や、冬のヒヤッとした床などを歩くと、それはストレスとして脳に伝わり、血のめぐりが悪くなって体調に様々な影響を及ぼします。

また、歩いたり座ったりして堅いと感じる床は、その床材が衝撃を吸収してくれず、それどころか反発する分、人間の膝や腰に負担が掛かってしまいます。

“もみの木”の床は柔らかさ故にキズがつきやすいのですが、その分、足への負担は軽く、優しい肌触りで、夏はサラッと、冬は暖かく感じ、1年を通して快適に過ごしていただくことができます。

リフォームをお考えの方にもおススメしており、自然素材の良さをすぐに実感していただけるのが“もみの木”の床なのです。

呼吸をする壁

一方、壁面ですが、こちらも無垢材を使用して、木装化することをおススメしています。
木装化された壁は、自然の木目がもつ適度な揺らぎ効果が、目に優しく心を落ち着かせてストレスを軽減してくれます。
心を穏やかに保つことができ、リラックスしながら暮らしていけます。

また、壁材の場合は、珪藻土などの塗り壁もおススメで、こちらは空気を浄化するというとても優れた機能をもっています。

ひと口に珪藻土と言っても、優れたものからそうでもないものまで色々とあるのですが、フォレスト・ハウスがおススメするのは、融剤添加焼成珪藻土(白色珪藻土)という、厚生労働省で食品添加物としても認可されている、口に入れても安全で、ビール会社を初めたくさんの食品会社が、以前からろ過剤として大量に使用しているものです。

この白色珪藻土は様々な優れた特徴があるのですが、まず一つに、その優れた調湿力が上げられます。
木炭の5000倍と言われるほどの超多孔質による強力な吸・放湿性が、快適な室内湿度を保ってくれます。

そして、強アルカリ性ですので、壁材自体にカビが生えることがなく、汚れの分解・消臭に優れた効果を発揮します。
また、この超多孔質構造は、音の吸収と反響を最適に保ち、室内の音響効果を素晴らしいものにしてくれます。

さらに、珪藻土は火に強いため、昔から七輪や耐火煉瓦の原料としても利用されてきました。1300℃のバーナーの火で長時間熱しても黒変するだけで燃えませんし、ビニールクロスのような有害なガスを出すこともありません。

このように、珪藻土は様々な点において優れた効果をもつ安心・安全なオススメ建材なのです。

断熱材だって自然素材

最近の家づくりにおいて、断熱材はすっかり欠かせないものになりました。
断熱材は家じゅうを包んでいます。ここから化学物質が放出されてしまえば、そこに住む家族に間違いなく影響を及ぼしてしまいます。

また、万一火災が起こった時には、火に巻かれて逃げ遅れるよりも、建材などが燃えて出る有毒な煙を吸って、動けなくなり被害に合うケースが多いのです。

ですので、日頃目にすることのない断熱材ですが、その素材にも十分配慮したいところです。
そこで、フォレスト・ハウスがよく施工させていただくのが、『セルローズファイバー』という新聞故紙を再び繊維状、綿状にして耐火防燃処理をほどこした吸音・断熱材です。
これは、たくさんの種類が市販されている中で、数少ない自然素材を活かした商品です。

原料の新聞は故紙を100%使用したリサイクル商品なので、環境対応型建材としてエコマークと、環境省のグリーン調達品目の認定を取得していますし、新聞は元々パルプ(=木)から作られています。
ですから、木質繊維独自の吸放湿特性があり、適度な湿度と高い断熱性能との相乗効果により、結露の発生を未然に抑えることができるのです。

また、防燃性を持たせるために、ホウ素系薬品を添加しており、1000℃の炎でも表面が焦げるだけで燃えないですし、有毒ガスの発生も心配ありません。
また、ホウ素系薬品の性能から、防カビ・防錆の効果があり、ゴキブリなどの忌避効果も見込めます(ゴキブリよけのホウ酸ダンゴと同じです)。

それから、多数の空気泡をもつセルローズファイバーは断熱効果だけではなく、音を吸収する吸音材としても優れた性能を発揮します。
壁だけでなく、床や天井までしっかり充填すると、自然素材の素晴らしい防音室が出来上がります。
施工後、現場で出たセルローズファイバーの残り屑はあらゆる隙間に充填できますし、ゴミになることはありません。
これって素晴らしいエコではないかと思います。

建築現場の産廃ゴミは深刻な問題になってますので、こういったリサイクル商品というものは、どんどん提案していきたいと考えています。

ここで上げたもの以外にも、様々な自然素材や無垢材がございます。お施主様の暮らされる環境やご予算によっても最適なものが変わってきますので、詳しくはお気軽にご相談ください。

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