吉田の“のうがき”

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東北社会見学 石巻編が抜けてました。

2011.09.08 | Y社長のひとり言 | コメントなし »

南三陸町の前に石巻市に立ち寄っていました。
石巻市は、今回の震災でもっとも死者・行方不明者の
多かった街です。
海に近い新興住宅街は、すさまじいチカラによって
荒野と化していました。

何軒か残った家がありましたが、よく見ると
元々あった場所と違う場所にあったりするんです。

どこから、どれくらい流されたのでしょうか。

鉄骨住宅だから大丈夫、ということはありませんでした。

柱はくの字に曲がり、なんとか立っているのがやっとです。
2階には漁船のパーツや設備が乗っかっています。

どんなに堅牢な住宅を建てても、自然のチカラはいとも簡単に
それらを乗り越えてしまいます。
○○工法、○○システムなど優れた耐震性を謳う
人間のチカラを、あざけ笑うかのごとく。
オマエたちの工学、化学、知識などこの程度のものだと、
言われているように感じました。

タイヤが付いているので、恐らく自動車だと思うのですが、
原型がどんな車かは、まったくわかりません。
どれだけ波にもみくちゃにされたのでしょうか。
行方不明になってしまった方も、きっと同じ波に。

どこを見ても、思わず手を合わせしまう惨状が
まだまだ果てしなく続いています。
最近は、震災復興と言えば原発が優先されてしまいますが、
石巻も南三陸もほかの街も、ようやくこれから始まるといったところで、
本当の支援はこれから、10年単位で必要になると思います。

自分たちだけよければそれでいいとか、誰かがやってくれるだろう、
いつかなんとかなるだろう というような、今の日本に漂う衰退の風潮を
噛みしめて、ここから変わっていかなければいけないと思いました。
自分たちが変わらないと、震災復興は叶わないのではないでしょうか。
震災復興をなくして、この日本の停滞・衰退を止めることはできないと
感じます。今、ワタシにも、できることがあるはず。
震災の地にいなくてもできることがあります。
それを突き詰めていきたいと強く思います。

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