コストについてのお話

どれくらい高くなるのか?

「自然素材や無垢材をふんだんに使ったお家に住みたいけど、コストが心配・・・・。」
「新建材などと比較すると、結局手が出ないのでは・・・・。」

こういった心配や不安な声がよく聞かれます。

実際に、自然素材の家づくりでは、コストは避けることが出来ない問題だと思います。
どんなお施主様も予算を組み、家づくりを進める上で、どこかの時点で選択を迫られてしまいます。

やはり自然なままの素材は、単純に工業製品と比べると、モノの価格で2~3割は高くなってしまいますし、さらには施工に関しても手間暇が掛かる分、施工費も高くなってきます。
大雑把な計算ですが、新建材など工業製品のみを使用して、50万円くらいで内装リフォームをした場合、それを全て自然素材で行うと、約1.5倍程度(75万円くらい)の予算になるのが現実です。

しかしその分、得ることのできるメリットは大きいはずです。
まず、自然素材には工業製品のような変更・廃番など、流行すたりがありません。
5年も経てば、新しい波に飲み込まれ陳腐化してしまう工業製品に対し、いつの時代も木は木のまま、土は土のまま、石は石のまま、一切変わることはありません。
これが心の耐久性を育み、長く大事に使っていこうと思う原点になっています。

古いモノに良さを感じる価値観

例えば有機栽培された無農薬野菜などは、食べる人のことを考え、害のない良いものを届けたいという想いで、あえて手間暇がかかり難しい方法でリスクを負って野菜づくりをする訳ですから、その分価格が高くなるのは当然です。
野菜に限らず、安くたくさんつくることを考えてつくったものとは、比べることが出来ない価値の差と価格の差が存在します。

建材や家具でいうと、強いボンド等で簡単に貼りつけて大量につくるのが、もっとも価格が安くなる訳ですが、そこにあるのは、ただ低価格という事と仕上がりや使い勝手はホドホドでOKという価値観です。
もちろん一生モノなんて感覚はサラサラありません。買う側も、あっけなく壊れてしまったとしても、「安かったから仕方がないか」という具合にすぐにあきらめて廃棄し、また新しい同じような代替品を購入しては、「サラはいいね~」となります。

イギリスの住宅業界は、家でも家具でも古いモノほど価値があり、より高値で取引されています。それだけ大事に愛情を持って使い込まれてきたものに対し価値を認めているのです。
それは、簡単にアンティークというひと言だけで語ることができない、深く根付いた価値観で、私たちが目に見えるものしか信じない【唯物主義】と引き換えに失っていった、とても大切な感性ではないかと思います。

そこで大事なことは、シンプルで長持ちすること、メンテナンスが自分たちにも容易にでき、そして最後は心から愛着を持つことが出来るかどうかではないでしょうか。

メンテナンスについて

木装化された内装などはメンテナンスがすごく楽になることをご存じですか。

無垢材の場合、たいがいの細かいキズは、時間をかけて水を含ませれば膨張してわからなくなってきます。
どうしても消したければ、サンドペーパーなどで均一に表面を削ることで、キズを消すことも可能ですが、ただ、そこまでする人はほとんどいらっしゃらないです。
時間が経てば木の自らの養分の力で濃い色にやけてきますので、キズはわからなくなってしまいます。
ですので、メンテナンスは自然に任せてひたすら水拭きが基本です。

結局のところ、メンテナンスすることによって長く大事に使え、いつまでも不変であるが故に飽きがこず、その時々の流行にまったく左右されません。
だからイニシャルコスト(初期投資)は高くなっても、長く使うことによってランニングコスト(維持管理費)は安くなっていきます。
とはいうものの、自然素材を使うか使わないかは、できることなら損得という基準ではなく、本当に自分たちの暮らしに必要かどうかという基準で決めてもらいたいものです。

自然素材のお家に暮らせば、決してお金では買うことができない愛着や慈しみを感じることができると思いますので、子育てするような空間としては最適ではないかとフォレスト・ハウスでは考えています。
このように様々なことをふまえて自然素材を検討していただければと思います。

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