家族を育む家づくり

年を重ねて初めて愛着が生まれる

お寺や神社、古い由緒正しいお家を見学させてもらうと、床や畳や壁など、日に焼けていたり、手あかがついていたり、素材は風化して時間とともに色や質感は随分変化しています。
これを『経年変化』もしくは、『経年劣化』と呼びます。

家やその素材も歳をとっていくのですが、そこで2つの考え方があります。

ひとつは、『時間と共に変化していくことなど考えない。変化しないものを選ぶ。変化したら取り替える。』というものと、もうひとつは、『経年変化を自然なことと受け入れる。素材の性質をありのまま味わう。変化しても、それはそれで味わいとして楽しむ。』という2つです。

どちらの暮らし方がいいかは、価値観の問題であり、個々に判断基準は違うと思います。
しかし、変化や劣化したら取り替えるというものに、愛着が湧くでしょうか?
大事にして、次の世代に引き継ごうと思えるような素材を選ぶべきではないかとフォレスト・ハウスは考えます。

味が増すか、色あせるか

『経年変化』を知った上で周りを見まわしてみると、無垢材の床や壁は日に焼けて手垢もついてきますが、その家に馴染んでいる感じがします。 味が出てくるというのでしょうか。

それに対して、人工の木目調などが印刷されたものが色あせてくると、なんだか悲しい感じがします。木目やレンガの印刷がされたものって、よく見ると同じ模様なんですね。

周りが経年変化をして味が増していく中で、ある部分だけがいつまでも新品同様って、違和感ありませんか?
自分たちに合わせて同じように家も歳をとってくれた方が、暮らしやすくはないでしょうか?
人間も歳を重ねるごとに日焼けをしたり、シミやシワも増えたりします。それが魅力的に見える人もいれば、くたびれて悲しく見える人もいます。

どのように見えるかは、きっとその人の生き方や人間性に大きく影響するように思います。
家の経年変化も素材や環境、手入れの仕方や暮らし方、使い方によって大きく変わるんです。そこに住む人間と同様、いい歳のとり方をしたいものですね。

家が人をつくる

これまで、たくさんの家づくりのなかで、自然素材や無垢材をいろいろ提案させていただき、家をつくらさせていただいてきました。その中で強く感じたことがあります。

それは、自然素材に囲まれた環境の中で育った家族には、物に愛着を感じ、大事に使うという共通点があるということです。
新しくても、古くても、本当に自分が気に入った物を長く大事に使っていこうという価値観をとても強く感じます。

だから、自分の暮らしている家にも、とても愛着があり、「わたしはこの家が大好き!」と語ってくれます。
親がこんな熱い感情で暮らしていると、それは必ず子供にも伝わります。
そして、いつの日か子供たちがその愛着ある家を引き継ぎ、その想いも受け継いでいくことになるでしょう。

そんな感情にあふれた家で育った子供たちには、とても多くの友達が集まってくるものです。
物だけでなく、感情や価値観なども大事にすることが出来る子に育つということなんじゃないかと思います。
単に社交的ということだけではなく、心が癒されていたり、大きな気持ちを持っていたり、そんな感じなんです。

古くなって壊れたら、買い替えればいいと教えられた子供と、古くなって壊れたら、修理して今まで以上に大事に使おうと教えられた子供の感情の違いには大きな差があるのでしょう。
物を大事に使うことを肌で感じながら育った人間の周りには、いつも人が集まり、家にもよく友達が遊びに来ます。
実際に、友達が家に来たがるようになったという話をされるお施主様が多くいらっしゃいます。

-家が人をつくる- という我々建築に携わる者に、古くから伝わる言葉があるのですが、自然素材の家を建てさせていただくとその意味がよく分かるのです。
だから、フォレスト・ハウスでは、そんな素敵な家族に育っていってほしいという想いで、自然素材、無垢材にこだわった家づくりをしているのです。

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