日本三大美林のひとつ、吉野杉で有名な
奈良県吉野・川上村へ行ってきました。
日本最古というだけあって、室町時代に
生を受けた樹齢3~400年の
杉や桧が、60本くらい残っています。
この立派な丸太で250年生くらい。
森の手入れは本当に行き届いていて、
九州は宮崎県などで見た森の光景とは全然違いました。
光が差し込み、下草が茂り、小さな生き物が生態系を
築いています。
枝打ちや間伐を繰り返し、真っ直ぐに育てらた吉野杉
長きに渡り、手間暇を惜しみなく注がれた木は
それは美しくスラっとしたいでたち。
そんな美しい森にも、経済不況や和室離れなどの
影響が影を落としています。
何十年と先人達が手を入れてきたから、
このような原木があるのですが、現代のデフレに
象徴される価格競争に巻き込まれて
森は大変な危機にあります。
森が地球を救い、環境を守ってくれます。
森林組合の理事さんが言っていました。
森を守っている山で働く人たちも、その木を使って
家を建てる人・その家に住む人のことをよく
知らないといけない。だから建てる人も住む人たちも
森のこと、山を守ることをもっともっと知って欲しい。
わたしにも何か出番がありそうです。
頑張ります!