いよいよ樅の木の新月伐採、開始です!
まず、受けを作ります。
だいたい丸太直径の3分の1程度、切り込みます。
この受けを作る方向がそのまま木を倒す方向になるので
何度も確認して真っ直ぐ、いがまないようにチェーンソーを入れます。
そのあとは、その真後ろから追います。
そして、クサビを打ち込みながら、チェーンソーを芯まで入れていくと、
だんだん、受けの方向に木が傾いていきます。
ここまでくれば、あとは木の自重で、ドッス~ンと倒れるのですが、
なんと今回は!
上の方の横へ伸びた、樅の木独特としっかりした枝が
周辺の木に、引っ掛かってしまいピクリとも動かなくなって
しまいました。
伐り口はこんな感じ。
このカタチでストップしてしまいました(汗)
ワイヤー掛けて引っ張っりますが、樅の木の横へ
張りだした枝は、強いのなんの・・・
ワイヤーが切れてしまうほどです。
結局、ご法度なんですが、引っ掛かっている下の木を伐るはめに。
枝打ちや間伐って大事ですね。1本倒すのにエライ大ごとになってしまいました。
谷側に写っている小さい丸太が、引っ掛かったために伐られるハメになった
樅の丸太です。
写真を撮り忘れたのですが、この大きな樅を倒したあと、周辺の森が
すごく明るくなったことに改めて気付きました。
樅の木が光を求めて、たくさんの枝を天に向かい伸ばしていたわけですから
それが無くなると、当然光が燦々と差し込んできました。
間伐の効果をまざまざと体験することができました。
おまけは、樅の伐り株の写真を。
どんどん水が湧いてきます。生命いただいたと実感。
ありがとうございます。心を込めて大事に使わせて
いただきます!と胸に刻みました。