外壁に窯業系のサイディングを採用している住宅って
すごく多いですね。特に都市部では防火の問題と
何よりコストが抑えれるということで広く普及しています。
サイディングにもいろいろなパターン・タイプがあり、塗膜にも
ずいぶん沢山の種類があります。汚染性に優れていたり
雨で汚れが流れ落ちるものもよく売れているようです。
デザインも石調やタイル柄なんて本物そっくり!で
タイル屋さんもビックリです。
しかしながらなかなか、一生フリーメンテナンスとはいきませんので
どこかで塗膜やシーリングの補修工事が必要になってくると
思います。そこで、その補修工事で新品のときと同じような
デザイン・色・輝きを取り戻す事ができるのか?が
ポイントになります。
先日、施工させて頂いたサイディングのWトーン塗装をご紹介。
築14年目のメンテナンス工事です。やはりシーリングが
切れたり、塗膜がチョーキング現象を起こしていました。
このサイディングに3工程で塗装していきます。
まず下地の着色バインダーをベタ塗り。
いわゆるシーラ、接着剤のようなものですね。
続いては下塗りベース色を塗布。今回はセラミックシリコン塗材です。
これもベタ塗り。
この上に、凹凸のある表面の凸部分に超短毛ローラーで
着色します。これもセラミックシリコン塗材です。
2回コロがして、完成。
着工前に全体の写真を取り忘れてしまい、部分的な写真しか
ありませんが、いかがでしょうか?
施工前
せ
施工後
全面塗装かけてますから、シーリング箇所がわからなくなってますよね。
幕板から上のアイボリー部分は、遮熱セラミックスの
スピンオフを塗布しています。
かなり美しく、ほんとサイディングを張替えたのか?と聴かれるくらいの出来栄えでした。
なかなかの手間暇ですが、塗材もすごく進歩していますし、これで
また長い間、安心して生活できることと思います。