今度、土地建物の売買とリフォームを組み合わせた
お客様の住宅ローンに取り組むことになりました。
住宅ローンも多種多様で、金融機関によって意外と違いがあるようです。
昨年まで良く使われていたのは「フラット35S」と言う金利が10年間マイナス1.0%と言う
商品です。金利は国が負担してくれるというメリットがありました。
フラット35はその名の通り、35年間金利が一定であるという事、そして保証料が不要であると
言うメリットがあります。しかし団体信用生命保険に別に加入しないといけないなど、
デメリットもあります。
その他、一般的には、固定金利選択型と変動型の銀行ローンが有ります。
固定金利選択型というのは、2年から20年までの固定期間を選ぶことになります。
固定期間が長くなると金利が上がります。当然、総返済額が多くなる。
短い固定期間で組むと金利は安くなりますが、固定期間が切れるときに、
もう一度固定期間の選択を行う必要がある。
ここがポイントです。このときに金利が上がっていればその金利を再選択
しなければいけません。経済の流れの中で、金利が下がる方向の時はいいのですが、
今の金利は底に近い状態で、上がる事を考えた方が良いのではないかと思います。
固定期間が切れたときのことも良く聞いて考えておく必要があります。
また銀行ローンは生命保険料が金利の中に入っていると言う商品も多く、
生命保険料が不要になりますが、保証料が必要になります。
審査はフラット35より一般的に銀行ローンのほうが何かと厳しいようです。
もう1つは変動金利ローンです。変動金利については、景気の低迷などもあって
最近はほぼ、固定状態が続いています。過去15年間くらいは固定金利と同じ状態です。
キャンペーン金利の変動型ローンなども多くあり、金利は銀行によりますが1.0%前後です。
保証料が不要な商品もあります。
リスクはやはり「変動」であるという事です。景気や世界の金融情勢などで金利が
変わる時代ですし、これからの日本を取り巻く状況を予測するのは難しいです。
過去は15年固くらいは固定化していますが、これからは??う~んという感じです。
金利が上昇する段階で、他行に借り替える方法もあります。その場合には、
借り換えの諸費用や違約金などが発生します。簡単には選択しにくい
コストがかかってしまうことがあります。
住宅ローンにもこれだ!って正解はないということですね。ホント難しい~(焦)