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シックハウス症候群対応のリフォームを考える

2012.08.28 | Y社長のひとり言 | コメント:2 »

かなりキツイ化学物質過敏症であるAさん宅のマンションを
リフォームする計画で、今日打ち合わせをしたのですが

改めて化学物質の怖さと 【便利な生活】を得るために
毎年約300物質の新たな化学物質を造り出す人間の
エゴ・どこまでもとどまる事のない利己主義を感じずには
いられません。

シックハウス症候群対応リフォーム

化学物質と言っても、すごい数があり、日本で使われている物質だけでも
10万種は超えると言われています。どのような化学物質に反応するか
かなり個人差が有るようですが、やはり多いのは、防カビ剤や抗菌剤・防虫剤
家庭用殺虫剤などですが、最近では、芳香剤や衣類用洗剤・香水などの
化粧品などから発症する方も増えてきているとか。

特に今、問題になっているのが子供の『多動性障害』ようはじっとしてられない
化学物質過敏症の典型的な症状の一つらしいのですが、集中力・思考力が
欠けて落ち着きがなくなる、感情を制御しづらくなり怒りやすくなる、
というものがあります。化学 物質に曝露されると「キレる」子どもが(大人も)
現実にいます。一見すると元気で活発な子どもが、
実は病気のせいで“多動”になっていた、という例も報告 されています。
粗暴だった化学物質過敏症の子どもが(大人も)回復すると、
ウソのように優しくなったという症例は、珍しいものではないようです。
また、有機リン化合物などの化学物質が、多動を引き起こすという
動物実験結果も報道されています(『朝日新聞』2003年10月30日付)。

私たちの周りは、食べるものから着るもの、住む家まで、すべて
化学物漬けの生活です。これをすべて見極めて排除するのは
正直、困難だと思いました。でも、その内容を知り、学んで
理解することが今何よりも大事だと感じました。
避けて通ることは難しいですが、抑止力にはなります。
食べる・着る・住む くらいは自分で吟味して納得できるものを
手にする努力が絶対!必要だと改めて思いました。
他人事ではなく、家族の誰かがいつ化学物質過敏症を発症しても
おかしくはありません。特に体のメカニズムの生育途中の子供たちは
大きな危険にさらされているのです。

このリフォームをいいきっかけにして、シックハウス症候群対応の
リフォームメニューをワタシなりにまとめてみたいと思っています。
安心なもの、不安定なもの、そして避けるべきもの などの仕様書を
造りあげたいと思います。
少しでも過敏症の方のお役に立てるようにしたいです。

輝かしく、そして恐ろしい人間の持つ無限の力。 紙一重ですよね。

まるで、人生の光と闇のよう。だからこそ
しっかり弁別しないといけませんね。

2 コメント to “シックハウス症候群対応のリフォームを考える”

  1. 樅爺 より:

    A様も大変喜んでおられるようで良かったです。
    化学物質過敏症対策は大変かと思いますが、頑張ってください。
    私達も日々勉強中です。

    • Y社長 より:

      樅爺さんへ
      ホントに難しい問題がたくさんあって
      こんなに苦労して生きていらっしゃるんだと
      改めて気付かせていただきました。

      いい勉強です。頑張ります。

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