壁紙編です。シックハウス対策としてよく漆喰や
珪藻土などの塗り壁が採用されるのですが
今回は、できるだけコストを意識したCS対策を考え、
壁紙施工で封止効果を得ようと試みました。
まず選んだ壁紙は、塩ビではなくオレフィン素材で、
表面をフィルム加工されたもの。
初採用のトキワ産業 スーパーオレフィン という壁紙です。
表面加工には賛否両論あります。
ただこのオレフィンに施されたフィルム加工は、確かに無臭。
匂いません。でも裏返すとやっぱり紙っぽい匂いがしました。
それだけフィルムによる封止ができているんだろうと思います。
そしてそのオレフィンシートを貼る糊は、特注の、でんぷん糊を
採用しました。小麦とタピオカ・コンスターチの3種類のでんぷん質のみで
造られていて、防かび剤など一切無添加の糊です。
はっきり言って、これが一番くさいです(笑)発酵してます。
思いっきり天然素材なんで、壁紙を貼る前日に大阪に着くように製造してもらいました。
それでも、賞味期限1週間なんで、工程が変わった~なんて言うと大変です(汗)
この糊を希釈する水にもやはり、前述の【EMーX】を混合しさらに、
細かいセラミックスの粉をまぜました。これは、臭いや化学物質の分解が目的。
こうして壁紙施工した翌日には、すっかり糊も乾き、あちこちでクンクン鼻を鳴らしましたが
素晴らしく無臭です!リフォームしたてや新築直後独特の香り・匂いはまったく
感じられません。これはちょっと、目からウロコでした。
化学物質過敏症だから、化学製品は全部ダメ!ではないんですね。
封止の奥深さを教えていただきました。