アベノミクスというよくわからないモノ?の影響なんでしょうか、
輸入建材を筆頭に、建築資材が値上がりし始めています。
特に、輸入木材やベニヤはすでに、値上がりして品薄状態。
品薄ってどういうこと?世の中に、材木やベニヤが売れ尽くしてないってこと?
そんなに日本で、家がバンバン建ってるはずもなく。
どこの輩が、買い占めているのか、どこの守銭奴が便乗しようと
しているのか、大きなチカラで動いているのでしょうか。
デフレ脱却のために、物価2%上げましょう!と言ってますから
値上がりはやむを得ないでしょう。
しかし、この業界の常識は、どこかおかしいです。
このまま行くと、2%どころではなく、輸入材は20%いや、
2倍くらいに値上がりしてしまうのではないでしょうか。
じゃすべて国産材ですればいいやん!と思うのですが
実際は、輸入材80% 国産材20% の比率で成り立って
いますので、急にひっくり返すと、それはもうエラいことに
なってしまいます。山にストックはありますが、それを
輸入材にとって変わるほど、安定して供給できる体制はないし
もし全体の80%を占めている輸入材の分をすべて国産材で
まかなったとしたら、はたして日本の山のストックは何年もつのか?
今はありますが、10年後には、同じ量はないはずです。
植林しても、すぐには追い付きませんしね。
そのときに、国産材がないから、、また輸入材を・・・と
思っても、そのときに輸入できる木材があるのか?
おそらく、その頃、ほとんどの木材が中国に流れている
のではないでしょうか。
とても難しい問題です。1工務店レベルではどうしようもない問題。
しかし、1工務店でもできることがひとつあります。
スクラップ&ビルドを止めるということ。
造っては壊し、古くなったら壊して、真っさらに。
この考え方を根本的に変えること。
山を育て、木を大切に使わせていただくという
自然に対する畏敬の念が、問われているのでは
ないでしょうか。そんな気がしています。