先日、床から感じる化学物質の匂いを
なんとかしたい!と言うお宅の床改修工事を
させていただきました。
工事の目的は、封止です。
コストや施工性を考慮して、解体撤去せず
上から、嫌な匂いを封止するカバー工法のような
工事をさせていただきました。
まず着工前です。
4~5年前にLDKと玄関部分を直貼フロアーに
張り替えてから、匂いを感じるようになり、田舎に帰るため
窓を締めきって外出し、帰宅したときなどは匂いが
とくにきつく、その晩はなかなか寝付けないくらい
感じてしまうということでした。
施工時に使ったボンドの影響ではないかと、お施主様は
考えていらっしゃいましたが、真相はわかりません。
施工要領はごく簡単。
まず既存の床材のうえに、隙間なくビッシリとアルミシートを
敷き込みます。端は両面テープで止めてビッシリ!いきます。
その上に、厚8mmの樅の床材を敷き込んでいきます。
床材は、ただ敷き込むだけで、ボンドや釘は使いません。
厚8mmでも本実加工されていますので、ずれたり外れたという
ことはありませんし、大きな面になれば問題はほとんどないですね。
施工後の匂いの感じは、すごく良好で、お施主さまにも喜んでいただけて、
この工事で、新建材臭が消えてくれるといいのですが。
しかし、アルミシートの封止力ってすごいな~と改めて感じました。
シートを1面に敷いただけで、空気が変わりますもんね。
樅の床材は相変わらず爽やかでいい香りでした(^.^)/~~~