最近は提案させていただくことが増えている勾配の
ついた高天井。その魅力は何と言っても、
立体3次元で感じる空間の広がりです。
解放感が違います。
写真の洋室は6帖弱のスペースなんですが、立体的に
広ければ、家具なんかを置いたときの閉塞感は
ずいぶん違うものです。2次元が狭ければ、3次元に広げて
ロフトスペースなどを造ったりいろいろ、工夫ができますね。
狭い空間の有効利用には最適な勾配天井ですが
デメリットもあります。まず空調。とくに暖房のことはしっかり
考えておく必要があります。というか、断熱や遮熱対策を
しっかりしておく必要があるということになります。
天井裏がなくなる訳ですから、屋根面の遮熱は最重要ポイントです。
次に、気積が増えるので、建築確認上、24時間換気の強制換気量が
増えてしまいます。ようは、家の中の空気が多くなるので、シックハウス
対策の換気扇を増やさないといけなくなる可能性があるということ。
換気扇に頼らなくても、本当に心配のない、構造材や土や木だけで
家を造れば問題はないのですが、3階建ての場合、法律上合板材を
使わざるおえないケースもあり、難しいところです。
あと、コストは平天井仕様より、UPするかな(+_+)
電気設備工事も、電灯配線が難しくなります。
家具の配置などもしっかり考えて、照明計画を練らないと
天井に、1コ丸い照明をつけておくから大丈夫ってわけには
いきません。壁付けやスポットライト・間接照明、床置き照明など
適時適照 を基本にします。
のうがきをタラタラと書きましたが、本当のところはもっと単純。
ただただ、楽しくて気持ちいい空間だぁ~!のひと言に尽きます(^.^)
、