ふと自問自答してみる。
今、住んでいる家。暮らしている空間に
【味わい】ってあるかなぁ?
先日、九州からいろいろお世話になっている
取引先の若き時期リーダーが来阪し一緒に食事
しながら、いろいろと語りあいました。
暮らしの中のあじわいって?どんなもの?
あじわいとは、①おもむき②妙味 とあります。
妙味という、言葉もあまりなじみがないかもしれませんが
一般的に、①魅力②心惹かれる面白さ。とあります。
『魅力』も『心惹かれる面白さ』も、物質社会に取り込まれ
時代の毒で侵された心でとらえてしまえば、
今さえよければそれでいいとか、
自分さえよければそれでいい。という感情に
支配され、ほんの数年もすれば、心変わりし、
次から次へと意識が移ってしまうような
薄っぺらいものなってしまいかねません。
この薄っぺらさの象徴が、見えるものしか信じない
という心ではないでしょうか。
家がきれいとか、かっこいいとか・・・家は作品では
ありません。そのような演出に心奪われた暮らしからは
本当のあじわい、魅力、心惹かれる面白さは
生まれてこないのではないか。そして
本当に魅力あるもの。魅力あること、魅力ある方々というのは
いつまでたっても色あせることはないのだと思います。
実は、若き時期リーダーがこの夏から、自宅の新築を計画して
いると聴き、このような話になったんです(#^.^#)
建築業界に携わるものは、皆、家を建てるとなると
どうしても見られるということを意識してしまいます。
実際、この若き時期リーダーの家が竣工したときには
取引先の建築業界の方々、工務店、設計士など
様々な方が、見学に来られるはずです。
だからこそ、思ったんです。
見せる家と、魅せる家の違い。
本当に味わいのある家、魅力的な家は、
建ててすぐには、わからないものなのではないでしょうか。
家とともに、暮らしを育むことで生まれてくる感情じゃ
ないかなぁ~と思っています。
やっぱり家族と家族の思い出が主役で、
家は本当にシンプルであるべきだと思います。
構造や素材は大事です。
見てくれは・・・マル書いてチョンで、
OKじゃないかな(^^)
中身が大事ですよね。