京都で見かけた古民家のリフォーム。
洒落た耐力壁強化で、これはいつか、
パクって真似しようと思いました(*^^)v
真壁の柱間に組子をはめ込んでいました。
60㎜くらいの角材で 、しっかり組んでクサビで
固定しています。古い家には、ガチガチの耐力壁より
これくらいの、ねばりのある壁のほうが、しなやかで
いいんじゃないかと思いました。
1部分だけ、やたら強い壁があっても、家全体では
バランスを崩すだけで、本当の強化にはなりませんから。
光を遮ることなく、意匠的にも、配慮されていて
一石二鳥の構造補強で、とてもいいなぁー(^^)
床剛性をあげるため、分厚い合板を張ったり、
ブレースを引っ張ったり、特殊な金具を使ったり、
普通はそういう補強を考えますが、
この組子補強はホント洒落てますね!
吹き抜けでも、こんな補強で地震力がUPできます。
合板張るより、かなりな手間暇だと思いますが
なんとも小粋な構造補強、学ばせていただきました。