自然素材にこだわった新築一戸建て・リフォーム｜大阪市周辺

アーケードのある商店街に面した店舗付き住宅ながら

このお家のコンセプトは、まず明るいこと！

そして友達やお客さんを招き入れることのできる家。

この家が完成するまで、お施主さんが暮らしていた家も

やはりアーケードのある市場の中にあり、長屋のように

ひしめき合って建っていましたので、日中でもまったく

陽の光が入らない生活がずっと続いていました。

そして１階で御商売をされていることもあって、その家には

玄関というものがなく、もちろん２階の住居スペースへ行くのには

店舗の中を通らないといけません。なので、来客を招くことは

まったくできませんでした。　『ちょっと上がってコーヒーでも

飲んで行ってよぉ～　』って会話のでないお家だったんですね。

だから玄関がキチンとあって、明るくて、お客さんを招き入れることが

できる家という、なんとも控え目なコンセプトが大前提になりました。

まずは玄関から。

店舗シャッター部の反対側、少し奥まった感じで玄関を設けました。

これは、外観的に店舗を意識した装いを第一に考え、建物をパっと

見たときに玄関ドアが見えないように工夫したものです。

この玄関を入ると

榧（カヤ）の式台がついた上框から、奥に

２階に設置された薪ストーブ用の薪置き場が

あります。

上り框には、古い家の床柱を加工した紅葉の木を

デコボコそのままに据え付けてあります。

日曜日、１日掛かりでウレタン塗装をメクり、磨きたおした框材。

榧の式台もワタシがカンナを掛け、これまた磨いて磨いて

磨きたおして、写真のような丸みを出したんです。

この玄関には窓が２か所あるものの、やはり１階と

いうこともあって、陽が燦々と降り注ぐという訳には

いきませんが、樅の床と紅葉・榧材の明るさもあり

とても爽やかな感じがする玄関の色合いに仕上がったと

思っています。

その奥が２階へ上がる樅の階段となっています。

ちょこっと壁面にニッチを設けて、アクセントを。

Ｙ社長自己満足的には、細割ボーダータイルと、その上の

まん丸ブラケットライトのセットが、とても気に入ってます。