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過去の工事日記
現場での工事に関する情報をお届けしております。自然素材を使った新築工事&リフォーム工事の情報がいっぱいです。
子供の個室には賛否両論あると思います。
それだけの建物面積があればいいですが
居住空間に限りがありますので簡単にはいきませんよね。
それにもまして、本当に個室が必要なのか?という
問いかけには、ワタシとしては【要らないんじゃない?】派
なんです。自分の子供のころを振り返れば、個室にあこがれた
時もあったなぁ~ と思い起こします。そんな思春期を
過ごしたからかどうかは定かではないですが、
大人になったら早く独立して家を出たくて仕方がなかったですね。
20歳で家をでて一人暮らしを始めました。
お金はなかったけどホント楽しかった一時期です。
今思うに、子供のころは、ちょっと足らんくらいが意欲が湧いて
ちょうどいいんじゃないかと思えてなりません。
すべてに恵まれるより、手に入れるために工夫や努力をしたり、
心が強く育つような気がします。皆さんどう思いますか?
この間リフォームさせていただいたY家には基本的な
個室はありません。なのでみんなが集うリビングで
子供たちが宿題や読書ができるようカウンター型の
机を造り付けることになりました。
こんな感じに仕上がりました。
樅の木の天板 厚70mm奥行500mm 長さ3300mmあります。
小学3年のお兄ちゃんと保育所に行く妹の2人兄弟のために
お両親から、無垢材で造ってほしいと依頼があり製作したんです。
机の前に寄り添うように立っている丸太は
打ち合わせの流れの中で急遽、採用が決まった
枝付きの珍品です。邪魔?と思うかもしれませんが
(実際、施工中も枝で背中を突いて痛かったです)
いろいろと役に立つんじゃないかなぁ~と
ほとんど思いつきのようなものでした(笑)
とりあえず、楽しそうやん!というノリ。
床も天井も樅の無垢材で仕上がってますから
色合いに違和感がなく、とてもナチュラルな机です。
この階は3階なのですが、このリビングにテレビは
ありません。子供たちは絵を書いたり、本を読んだりして
過ごすことが多いそうです。宿題は・・・・・
ほどほど ということで(笑)
テレビがあれば、つい見てしまいますよね。
でもなければ、あきらめざるおえません。
ちょっと不便なくらいが子育てにはちょうど
いいんじゃないかとワタシも考えさせられた
リフォームです。
おまけは、建てた丸太の切り取った先っぽの写真。
妹が自分のスペースの端っこに、飾っています。
えらい