今、リフォームを計画されている何名かのお施主様に
もみのきの床材をオススメしています。
カットサンプルや施工写真を見てもらったり、OB施主さんのお宅を
実際に見学させていただいたりして説明しています。
いろんな種類がある床材。何をオススメするか?ワタシはやっぱりもみの木。
もみの木は、調湿、消臭、抗菌などの効果が有ります。
もみの木のクリスマスツリーが何故家の中に持ち込まれたのか?
それはもみの木の持つ抗菌作用を利用して、病原菌の繁殖を
抑えるためだったと言う説があります。
当然ですが、昔は今のような医学や薬が発達していなかったので
自然界にあるものをうまく活用し対応していたのですね。
他の無垢材でも良いのではないか?と聴かれることがあります。
確かに材木に問題はないと思いますが、ほとんどが人工乾燥材なんです。
一度含水率が10%以下になるよう、高温乾燥の釜で乾かしていきます。
当然、木の細胞は壊れてします。調湿機能は破壊されフィトンチッドも出せません。
(フィトンチッドとは木が本来持っている揮発成分のことで、様々な力があります。
もみの木の消臭、抗菌効果などはフィトンチッドのおかげなんです)
そして大事なことがもう1つ。日本は数少ない裸足の文化を持った国ですから
床材は柔らかい木肌の針葉樹が基本です。土足の文化の床は広葉樹が基本。
針葉樹は柔らかくて素足にやさしいです。広葉樹はとても硬くて土足でも大丈夫なんです。
これ結構、色や見た目で選ばれていてごちゃ混ぜに使われたりしています。
柔らかい木だとキズが入りやすいんじゃないの?と聴かれることがありますが
硬い床の生活で、膝や腰に負担がかかるより、よっぽどマシだと思います。
第一、硬い床に直接座ったり、寝転んだりしても気持ち良くないです。
それから無垢材といっても30年生前後の若い間伐材が多く出回っています。
若い木は人間と同じでなかなか、言う事を聴いてくれないんですね。
暴れん坊なんです(笑)
もみの木は最低でも150年生。大きい材だと300年生くらいのものもあります。
しかも柾目取りしていますので、ホントおとなしくて言う事をよく聴いてくれます。
オトナの木なんですね~
やっぱり、もみの木はお勧めです。
家の中、暮らしの中での健康を考えると、ここに行きつきます!
トイレにもみの木を使うと、芳香剤なんてまったく必要なくなりますよ。