家を建てる時、間取りについては皆さん悩みますよね。
試行錯誤のうえ、これで完璧!まで行かなくても、
それなりに家族みんな納得して家造りがスタートする訳ですが、
完璧な間取りって、あるんでしょうか?
わたしは、無いと思うのですが・・・
なぜなら、住む人が年々成長していくからです。
体は大きくなるだけでなく、だんだん小さくもなっていきます。
心も、積極的な時代ばかりではありません。老いは確実にやってきます。
そう考えれば、その時その時で、家に対する考え方も
家に求めるものも、絶えず変わっていくということです。
今、最高の間取りでも、数年経てばそうではなくなっている
可能性がありますよね。そんな事から「いつ家を建てるのか?」
と言うことで間取りは大きく変わってしまう訳です。
子供が小さいと子供中心の間取りになるし、定年間際の人は自分たちの
老後を中心に間取りを考えます。
しかし、子供はすぐに大きくなるし、いらない思っていた子供部屋に
独立した子供たちが孫を連れて帰ってきては泊まることになり、
部屋が足らないとか。
かといって、先々考えて部屋ばかり造って、家を大きくしても
コストUPだし、使わない期間の方が多い訳ですから、
無駄ばかりで止めた方がいいと思います。
一番いいのは、最小限の部屋を、うまく使い廻せるように
工夫することでしょう。
最初は書斉、→ 子供部屋 → また書斉 → ゲストルーム
という感じですね
最小限のスペースのなかを、住む人がうまく移動しながら生活する。
そのために、よりシンプルでコンパクトな家造りがかかせないのでは
ないでしょうか!それと、モノにあふれないことも重要です。
物が多すぎれば、移動したくても動けないなんてこともありますよ。
いるものと欲しいもの、しっかり考えないとダメですね。