新しい住まい造りの相談があります。
予算の配分が最重要ポイントなのですが
ホントこれが一番難しい(+_+)
特に土地購入や子供の学費のこともあり、
予算の線引きが優先される今回のような
ケースでは、限られた予算のなかで、
何を最優先すべきか?わたしはそのお施主様に
どのように提案できるのか? 悩みます。
ローコストに越したことはありません。
設備機器もピンからキリまでありますが、
いまどき風呂なしで!ってわけにはいきませんので
必然的にグレードの低いものになってきます。
そういうお風呂は、断熱性能が劣ってしまい
いわゆる寒いお風呂になりがち。結局お湯を作る
ガス代などランニングコストが高くなっていきます。
これって一生モンです。ずっと高いまま。
最初の1年だけってワケにはいかないのがランニングコスト。
断熱浴槽の5万円くらいの予算は実は2~3年でモトが取れるのですが
そのような5万円をかき集めてコストダウンしていくことになる。
内装工事はクロス工事以外の選択肢はない。
目に見えない空気環境は後廻し。仕上げ材で隠れてしまう
断熱工事は二の次。コストダウンするためには、
材料費もそうですが、早く造ることで人件費を抑えるのが
最も効果的。できたものを買って取り付ける。既製品の概念。
絵にかいたお金では、家は建てれないです。
それでも、柱を建てる!柱を建てないといけないときがある。
そのときに、わたしはその方に何をどう提案すべきか?
めちゃくちゃ悩んでいます。
このブログを書きながら、原点・本心に回帰するしかないなぁ~と、
改めて感じました。『何のために建築屋をしてるのか?』
今、わたしの生きる理由。呼びかけられているような気がします。
1本だけ残った今は亡き1本松。
被災された方々の信念のように心の支えとなった木。
守りたいと思います。支えさせていただきたいと願います。