家の造り方に時代の流れを感じます。
特に、保証の問題や長期優良住宅などの
法律が厳しくなればなるほど、それは顕著になって
いくように思います。
昔ながらの木製建具をコチコチと造っていた建具屋さんが
高齢もあり、昨年末引退を決意しました。
和室も減り、洋室でもほとんど既製品化されてきて
手造りの建具が、新築住宅に1枚でもあればいいほうで・・・
材種から選び、デザインして手間暇かけて造る建具の良さは
もう空前の灯です。
組立式で微調整のできる、誰が取付ても不変、
とても優等生な建具が主流になりました。
ますますそういう傾向になっていくはずです。
時は金なり!モタモタ時間かけて造ってたら
コストは下がりません。ということなんです。
難しい選択です。ホント難しい。
理想と現実。
時代の流れのなかで、ノミとカンナをタオルに
くるんでひっそり幕を下ろしました。
これから建具造るのどうしよう・・・(-_-)
こんなの既製品ではないもんね~(+_+)