吉田の“のうがき”

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時の流れを感じます

2014.07.08 | Y社長のひとり言 | コメントなし »

古い旧家のちょっとしたリフォーム。

本間の和室4、5帖。

真ん中に堀座卓があったんですが、

下地材が腐食したみたいで、床が下がって

しまい、うまく使うことができません。

それよりも、お住まいのお母さんも

加齢により、直接床に座ることができず、

やはりイスの生活をせざる終えません。

ワラ床のいい畳が入っていたのですが、

板の間にリフォームすることに。

こうして誰もがだんだん床に座れなく

なって、和室が減っていくんですよね。

時の流れには逆らえません(+_+)

和室

真ん中の座卓部分がナナメになっていて

机を置いて座るに座れない状態。

戦災を逃れた古いお家なんで、いろいろ痛んだとこは

ありますが、まだまだしっかりしたモンです。

高度経済成長の時代の家に比べたら、

戦前の家のほうが、はるかに強く、粘りあるんじゃないでしょうか。

なにせ、木が堅い!地松の梁なんてカッチカチやで~(^^)v

吉野檜 無節 天然乾燥材

今回は、素晴らしいタイミングで、いい材に出会いました。

吉野檜、無節の縁甲板、天然乾燥材です。

たいていの板材は天然乾燥後、出荷前に人工乾燥機に

サァっと入れて、木にトドめを刺すんですが、奈良・桜井にある

この板を造る製材所はひと味違います!

純粋に自然乾燥にこだわり、時間をかけて商品を造ります。

この板を現場で切ったときの香り、肌さわり。素晴らしかったです。

何年もかけて、それはそれはいい色になってゆくことでしょう。

古い歴史あるお家の和室をなくしてしまったかわりに

和のしつらえにもフィットする板の間を具現することができ

なんとなく、ホっとした気持ちです。

いい出会い、ありがとうございます!(*^^)v

 

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