以前、浴室等水廻りのリフォームをさせて
いただいた築100年選手なお家の今度は、
玄関戸の入替をさせていただきました。
以前、ご商売をされていたこともあって、
アルミ製の大きな両開き扉が玄関となっていて、
重いし、歪がでていて、隙間風はあるし、セキュリティーとは
無縁の古いタイプの框ドア。
これを少し、住まいの趣に変えてゆきましょう!
まず枠を残して撤去。
木下地を組み、少し小さめの新しい引違戸をはめ込みます。
周辺は、モルタル下地で、タイルを張ります。
何せ古いお家なんで、いろいろなトラブルが
常に起こりうる可能性あり・・・で今回も出ました(+_+)
玄関は大きな御影石が2枚敷かれているのですが、
以前、給水管からの漏水があったらしく、御影石の下が
ごっそり空洞になっていました。
えらいこっちゃ!あわてて生コン車を手配して、昼一で急遽、
コンクリート打設。この石の下に0.5㎥ほど入りました(+_+)
御影石が分厚いので割れることもなくここまで、玄関戸を
守っていてくれたのだと思います。
そのハツリ跡は、小さい石庭にしました。
こんだけハツルだけでも、大変な労力。
硬いのなんの。カチカチとはこのことです。
こんな大きな石を、平らに削り、この場所へ据え付けた
昔の石工さんの技術に想いを馳せながら、
こんな御影石、もう手に入らんやろーなーと
考えてました。もっと大切にしたいと思いました。
仕上がりはこんな感じです。
ペアガラス化し、ディンプルの2ロックで
セキュリーティーも断熱性能も進化。
『ずいぶん家らしくなったなぁ』と
お施主さんが小さい声でつぶやいていました。
うれしいつぶやきでした(*^^)v