吉田の“のうがき”

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無塗装という塗装

2013.11.14 | Y社長のひとり言 | コメントなし »

床材や壁・天井に無垢材を使用した際、
その仕上げは一般的に塗装をしたり


最近では蜜蝋や植物性塗油なんかを塗って

手あかや水をはじくように仕上げるパターンが

多いかと思います。

しかし、ワタシは無垢材の仕上げを相談されると

いつも、『無塗装という塗装』をオススメしています。

どんな木でも、その木がもつ自然の色合いがあり、

年月とともに、深まってゆきます。

どんなにナチュラルな塗料であっても、膜にかわりはないと

思いますので、やはり色の深まり方も違うし、水ははじくかも

しれませんが、皮膚呼吸を妨げる人間の顔に化粧しているのと

かわらないのではないかと思っています。

人間の顔に化粧をして、ずっとその化粧を落とすことなく

何日も過すとどうなるんでしょうか?ウチの奥さんが

仕事の忙しいとき、化粧も落とさず、朽ちるように

リビングで朝まで眠ってしまって、『化粧落とさんかったから

お肌ボロボロやぁ~』と泣き言を言っているのを聴いたことが

あります。化粧をしたことない男にはわからない感情ですが、

推測するに、皮膚に膜を付けるという行為は、肌にとって

負荷をかける行為であると知っているんでしょうね。

それでも化粧しないと外には出れない~!と言いきる哀しい性(+_+)

木も同じじゃないかと思っています。

なんだかんだいっても、素のままが1番じゃないか。

木は生きています。

素のままでさえいれば、時間が立って自然に皮膚も強くなる

んじゃないか。自らの力で、膜に匹敵する、力を身につけて

くれるんじゃないかと思えてなりません。

自然への畏敬の念をもって、命ある木と関わっていきたいと

思っています。これからも大切にしていきたいです。

もみのきの家

 

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