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大阪の家 再び生きる。
築年不詳。戦争を乗り越えた、これぞ大阪の長屋。 5カ月半のリノベーション超!難工事をご紹介します。
大阪の家 再び生きる。
2011.10.08 | 現場: 大阪の家 再び生きる。 | コメントなし »
築年数不詳、鬼瓦の裏に彫られた暦から、
恐らく100年くらいの長屋ではないかと思われる、
大阪ならではの長屋の一角を再生しました。
この8月にお引き渡ししましたので、完工済みですが、
5カ月かかった難工事、滅多に体験できることでは、
ないのでさかのぼり順を追って紹介したいと思います。
まずは、外観ビフォー
その昔、9戸1の長屋であったであろう端住居。
もうほとんど見ることがなくなった入母屋の屋根に、大きな鬼瓦や
布袋さんの飾りが、歴史を感じさせますね。
そしてこれが、アフター。
本来、外観的には従来からの流れを少しでも残したいというお施主様の
希望もあったのですが、構造的にかなりの損傷・欠損があり
大規模な構造補強をすることになりました。その結果、どうしても
凹凸の少ない、柱・梁の通り芯にズレのない外観へと変更せざるおえませんでした。
しかしながら、おかげで、裏付けのあるしっかりとした耐震リフォームになったのです。