リフォームにしろ、新築にしろ、
何のために、工事をするのか・・・
営繕という工事はわかりやすいですね。
何かが壊れたとか、雨漏りとか(-“-)
結婚を期に、住まいをリニューアルするケースも
多いと思います。
他社で工事をされている、ある方との出会い・・・
新しい暮らしのために、おそらく、それは夢いっぱいで
工事がスタートしたと思います。
洗面台の配置を入替え、その階上にあったトイレの竪配管を移設。
そのとき、床下で基礎コンクリートに干渉してしまいました。
ここで、請け負った建築屋の本心が出てきます。
バリバリ~とハツリ1発!、床から上はキレイに納まります。
基礎は厚みの7~80%ほど欠損してしまいました。
貫通部分は完全にハツリきって、基礎がブツ切りの状態。
どれだけきれいごとを言っても、本心はそこで暮らす方の
ことを考えていません。
『地震なんかの大きな揺れや振動でもないかぎり、
バレやせんから、ハツッてしまえ~
大丈夫、大丈夫~』 という会話が聞こえてきそう。
何のために、多くの資金を投入して、リフォームしたのか?
人間に例えると、
きれいな洋服に着替えることはできました。
少しだけど、お化粧直しもできました。でもね・・・
すらっとした立ち姿を外から見る分にはわからないですが、
実は、太ももの筋肉が70%エグれて無くなっているんですよ(>_<)
まっすぐ立っているのは、問題ないんだけど、横からは
絶対押さないでね!踏ん張れないかもしれないから(T_T)
いったい何のためにリフォームをしたのか?
わからなくなってしまいました。
何のために?
すべてを集約すれば、一言、『幸せになるために』だと
ワタシは思うのですが、みなさんならどうお考えになりますか?
ハツられた基礎を眺めながら、当然ですが、言いようのない
不安が押し寄せてきます。何か大きな天災が起こったら
ウチはどうなるの?
建築業を生業とするものとして、こんな業者もいることを
深くお詫びしたい気持ちに駆られました。
同業として、本当に申し訳なく思います。m(_ _)m
お施主様は、何のために家を建てる・リフォームするの?
ワタシたちは、何のために建築屋をやっているの?
どんな小さな工事であっても、やっぱりビジョンが大事!
青写真、そのビジョンを共有できるかどうか?
そこをしっかり見極めてほしいと感じました。
すいませんでした。
理想の家族ですね。しかも平屋!サイコー(*^^)v