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大阪の家 再び生きる。
築年不詳。戦争を乗り越えた、これぞ大阪の長屋。 5カ月半のリノベーション超!難工事をご紹介します。
耐震補強は手間が掛かります。
2011.10.16 | 現場: 大阪の家 再び生きる。 | コメントなし »
壁倍率など、とても難しい耐震補強ですが、
工事の方も、やはり手間がかかります。
プラスターボードの下地に構造用合板を土台から梁にかかるよう、
張らなければいけません。釘の太さやピッチも定められていて
設計士さんが、目を光らせています。
壁のツラをそろえるために、耐力壁を柱の内側に
納めるときは、桟木を補足しますのでさらに
手間が掛かってしまいます。
これらの補強壁のうえにPBを張り、その上に仕上げ材となります。
天井は杉の野地板を現わしで施工しました。
垂木は2x6材を使っています。
杉野地板は厚30mmで、この上にもう1枚の
野地板が張ってあり、2重構造になってます。
この2重張りがかなり効果あるんですね。棟換気を付けて
空気が流れる仕組みになっています。写真のルーフィングの下には
アルミ泊の断熱材を敷き込んでます。
棟換気
これが暑い夏を乗り切りきるための【頑張る屋根仕様】です。