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隣国、中国での大気汚染が深刻化しています。
風に流され、日本にも影響がありそうで、
人事ではありませんね。
大気汚染の原因は、工場の排気ガスや、家庭で暖房用に用いられている
石炭、質の悪いガソリンに含まれている硫黄化合物、が原因と言われています。
日本も通ってきた道なのですが、なんとかならないものでしょうか。
人口が日本の10倍以上ですから、ゴミなど燃やせば発生する
ダイオキシンなんかも、10倍以上!自動車の数もこれからも
どんどん増え続けるでしょうし、大変な問題になるんじゃないでしょうか。
心配ですね。
暖房用の石炭や石油など、化石資源の燃焼のときには
大気汚染や酸性雨のもとになる、二酸化硫黄が発生します。
しかし、木や落ち葉を燃やしても、ダイオキシンが発生することは
ほぼありません。発生したとしてもとても微量です。
それは樹木には、塩素化合物や硫黄化合物がほとんど
含まれていないからで、木や落ち葉を燃やしても
環境ホルモンの害はなさそうです。
同じ煙でも、いい煙と悪い煙があるんですね。
石炭ではなく、木炭なら、硫黄化合物は発生しません。
ブラジルなどでは、早生樹のユーカリを植林して
それから木炭を生産し、製鉄に使用しています。
木はすごくクリーンな資源なので、これからもっと
見直して、日本でも、間伐材や山に捨てられている
林地残材、生産・製材された丸太加工からでる
端材など、工場廃材なんかの有効利用をもっともっと
考えていかないといけません。
資源の少ない日本にとって重要な課題です。
中国の大気汚染が、わたしたち伝えてくれること。
マスクをして、不安にとらわれるだけじゃダメですね。
薪ストーブがもっと普及したらいいなと思います。