吉田の“のうがき”

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師匠 その2

2011.04.22 | Y社長のひとり言 | コメントなし »

ちょっと間があいちゃいましたね。

気を取り直し、青梅の師匠の手掛けた

家造りを見て感じたことを書きます。

師匠が、なぜ木育を考え、わたしたち後輩に対し

技術も知識も包み隠さず、教え伝えてくれるのか?

いろいろな想いがあると思うのですが、いちばん

大きいのは、師匠とワタシの共通の恩人である

もみのきS社長の死 だとワタシは思っています。

このS社長が最後に掲げた 『新基準の家』という

本質を追求した家造りを具現化すること、

それを次の世代に伝え、継承することに強い想いを

感じます。

今回見せてもらったお家でも、それを十分に感じることができました。

『次の時代に受け継がれる家』ってこんな家なんだろうなぁ~って。

合板に頼らない木組みの家、工業製品には無い、

こだわりや愛着を感じる手造りの設備機器や家具。

地震の影響で、合板が無い!とかユニットバスが入荷しない!

など、言ってるワタシたちに、そんなものが無くても

当たり前に、ちゃんと家が建つことを教えてくれていました。

わたしたちは今、大きな試練に直面しています。

家造りに対しても、根幹を揺るがす事態が訪れています。

心を強く育んでくれる、そんな家を造っていかないと。

どんな地震にもどんな津波にも耐えられる家という

神の領域を追い求めるより、自然災害が起こっても

ダメージを少しでも和らげて、機械にばかり頼ることなく

立ち向かっていける心を育んでくれる家のほうが

随分自然なことなのかな、と考えさせられました。

だからこうだ!という答えがあるわけではありませんが

なんとなくぼんやりと方向は見えた気がしています。

師匠の背中を追いたいと思っています。

おまけは帰りに行った東京・新木場で見かけた交番の写真。

液状化の影響を受けています。

かなり傾いていますが、中に人がいたはず。

怖かったでしょうね~

ヘドロのような、液状化した土がアチコチから噴き出して

きたようです。

東北だけでなく、東京でもこの爪跡。

自然の力にはとうてい勝てない人間のちっぽけさ。

木造だとか、RC造だとかそんなことは、無意味だと

言われているようです。

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