以前、書き込んだ伐採ツアー。
実際、赤松の木を伐採させてもらったのですが
UPするのすっかり忘れていました(笑)
伐採させていただいた赤松は樹齢で60年くらいでしょうか。
屋根廻りの横架材にもってこいのサイズです。
この怪しいヘルメットおじさんがワタシです。
まず、谷側に受け口を作ります。
倒したい方向に対し直角にチェーンソーで丸太の
3分の1ほど切り込みます。
そして、切り込んだラインに対し3~40度の角度で受け口を
作ります。これが難しいです。真っ直ぐ入れないと
倒したい方向に対し直角にならなんです。
これがいがむと、倒す方向がブレてしまい隣の木に
引っ掛かったりねじれてとんでもない方向に倒れたり
するんです。
受けができたら、今度は真後ろから、切り込みを
入れて追います。
このとき、前面に切り込んだ受けの先に
丸太の約10分の1くらいの幅のツルと呼ばれる
部分を必ず残します。
谷側を確認して、ツルの部分もよく見て
慎重に切りこんで行きます。
そうすると、木はゆっくりと受け口の方へ
傾いていきます。そして、
最後はツルの部分を引きちぎり
己の重さで倒れていきます。
今回は、非常にロケーションのいい初心者向けの
斜面で伐採させてもらったので、予定通りの
ところに倒すことができましたが、もっと密集した
森の中などでは、そりゃ大変な作業やろなぁ~と
感じました。伐り損ねたら大変です。
切り口を修正できませんからね。
ドスン~!と音を立てて倒れるとき山肌が
一瞬、揺れるんです。かなりの振動。これが
山から命をいただきました。という気持ちになるんです。
大事に使わないとイカン!大事にせんと山のバチがあたるで!
信州で関西弁もなんですが、なんともピュアな気持ちに
なる伐採初体験でした。山の現状などいろんな情報を
聞かせていただき、ホント勉強になった伐採ツアーです。
ありがとうございました。