『相性がいい住宅会社の選び方』のなかでも
相見積について少しふれていますが、もうちょっと
書いてみたいと思います。
最近、リフォームでも相見積を取られる方が多くなって
きました。やっぱり費用は少しでも抑えたいというのは
どなたも第一に考えることだと思います。
水廻りリフォームに特化したお店のチラシなどは、
キッチン・UB・洗面の3点をリニューアルして
¥100万円ポッキリ! などと価格主導でアピール
しまくっているようです。
価格さえ安ければ、それでいい。予算にさえ収まり
新品に入替できればOK!多少、グレードが
下がったりするのは仕方がないと割り切ってしまう訳ですね。
見栄えや装飾・付加価値の部分で、コストダウンするのなら
問題はないと思いますが、基本的性能の部分で
コストダウンする分には、安全性や耐久性・省エネ性能などが
確実に損なわれているはずです。水廻りならまだ取替のきく『モノ』
ですが、構造や断熱などになると、後ではどうにもなりません。
リフォームしたあと、住んでみて快適か?
その方の価値観なんで、わたしがとやかく言うことではないのですが
最近のありとあらゆる既製品は、コストダウンされたものでも
見た目や基本的性能は、上のグレードのものと遜色ないものも
増えています。じゃ、それらの製品はどこでコストダウンしているのでしょうか?
もちろん技術革新もあるでしょう。しかし見えない部分や安全で長持ちという
基本的な部分が犠牲になっているように思えてなりません。
どんな既製品も、メーカー保証は長くて5年です。普通は2年でしょうか。
どの商品も5年くらいはつぶれないものです。
あのとき、もう少し先々のことをしっかり考えておけばよかった なんて
ことにだけ、ならないようにしたいものです。
そんなにしょっちゅうリフォームできる訳ないですから(汗)
ニ○リやイ○アの家具を買って、すぐにダメになり、
安かったから仕方ないよね~って方、結構多いです。
今さえよければ、それでよいという、時代の刹那でしょうか。
わたしは単に価格だけでなく、しっかり見積の中身を確認することと
自分たちに本当に必要なものは何か?を第一に考えるということが
大事なんじゃないかと思っています。
100万円ポッキリ!の営業からは、あなたのために
こんな暮らし方を提案します!お施主様の役に立ちたいんです!
というような、想いは感じないのですが・・・
頭んなかは、売上目標の数字や、上司のご機嫌のことだったり・・・