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通し柱

2013.07.18 | Y社長のひとり言 | コメントなし »

木造の家造りに欠かせないものは?
と、聴かれて『通し柱』と答える人は多いと思います。

これってホント?なんでしょうか。

建築基準法では下記のような記載があります。

「階数が2以上の建築物におけるすみ柱又はこれに準ずる柱は、

通し柱としなければならない。ただし、接合部を通し柱と同等以上の

耐力を有するように補強した場合においては、この限りでない。」

とあります。

ようは、補強さえしっかりとできれば、通し柱はなくても良いと

言う事になります。通し柱に胴差し加工などを施した場合

どうしても柱の断面欠損が大きくなり、耐震強度が

ちゃんと保てるのか疑問が残ります。まして人工乾燥材を

採用すると、強制的に水分を抜いていますので

導管スカスカの状態のうえに、本来、木の持っている養分まで

抜かれてしまっています。これでは木のねばりが無くなってしまい

大きな揺れなどがあった場合、そこから引きちぎられたりする

可能性がでてきます。

ようは、通し柱=強い とはならないということです。

それよりホールダウン金物などの金具で補強することで

断面欠損のない管柱を接合させたほうがはるかに強い構造体に

なるのではないでしょうか。

年配の方には、通し柱のない家なんて!と言われますが、

はっきりと断言できます。通し柱=強い という考えには

まったく根拠がありません。

同じような、錯覚が、柱の太さにもあるんですよ(+_+)

この続きはまた明日にでも。

通し柱

 

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