玄関に入り、1階床へ上がるときどんな
お家でも多かれ少なかれ段差があります。
その段差を小さくするために、式台という
カウンター材のような踏み板を設置します。
写真はカヤ材の式台。
このバリアフリーの時代に、大きな段差がある
家ってどうなの?
そう思いがちですが、この段差は絶対必要なんです。
まず、その段差=高さがあるから、1階床下に潜り込み
いろいろな配管類の点検を行うことができます。
そして十分な通気量を確保して、夏場の湿気を溜まり
にくくすることができます。
また、ゲリラ豪雨など、外部からの雨水の侵入に対しての
防波堤として役立ちます。100%とは言いませんが、
基礎高が、高ければ高いほど安心ですよね。
正倉院に代表される校倉造りなどは、ホント高床の
見本のような建物です。梅雨のある日本では
湿気対策は欠かせません。
必要な段差は、しっかりと十分に確保する。
あとで足せませんので最初が肝心です。
樅材の式台。
最後は木曽檜材の式台。
真っ赤な生き節がワンポイント(^^)v