吉田の“のうがき”

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人間の五感その3-聴覚

2015.02.08 | 森から学ぶ家づくり | コメントなし »

人間の本能である五感が満たされる家造りのススメ
第3回、聴覚について書いてみたいと思います。

森林には空気を浄化するだけでなく、騒音を

吸収する効果もあるってご存知ですか?

たくさんの樹木が立ち並ぶ並木道は騒音を

抑える防音壁の役目をしています。

木にぶつかった音は、1部は反射するのですが

一部は幹や葉に吸収されてゆきます。

防音効果は木がたくさん生えている林ほど大きく、

樹高が高く、直径が太い木ほど大きいのです。

それと、木はどんな音でも小さくできるわけではなく

4000Hz以上の高周波数の領域で効果を発揮します。

ですから、金属音などの高い耳障りな音を吸収しやすい

と言えます。

静かな森の中を歩いていると、どこからともなく聞こえてくる

小鳥のさえずりや、沢を流れる水の音などが心地よく響き

心を和ませてくれます。自然が奏でる小鳥のさえずりや

川のせせらぎの音は『1/fのゆらぎ』という特性を示す

音の種類であることが知られています。

人間はこうした自然が奏でる音のもとでは、生理的に

リラックスした状態になることも研究されています。

こうした環境音楽CDをよく見かけるわけです。

森には、外からの騒音を防ぐ働きと、快適な気分に

させる音を伝える働きがあるのです。

家の中も、森のように自然なまま、

たくさんの木に囲まれていれば・・・

きっと!快適な暮らしを実現できるはずです(^^)v

 

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